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2020年06月26日
②【SOBR】とは? SOBRのお仕事内容編
こんにちはこんばんは、皆様いかがお過ごしでしょうか
今日の記事はある意味みんなに読んでほしい、
「SOBRのお仕事」についてです。

【SOBRの主な任務内容】
SOBRを管轄しているのは①ロシア内務省②ロシア国家親衛隊
この2つです。
2016年4月初旬までが内務省、それ以降が国家親衛隊・・・ここまでは一つ前の記事のおさらいです
どちらの管轄であっても、彼らのお仕事は基本的に変わりません。
SOBRが出動するのは、主に以下のような任務です
①人質解放、立て籠り犯の制圧・確保
ロシア国内において発生する刑事事件のうち、とりわけこうした人命に関わるものが発生した際に
動画はトゥーラ州にて30歳の男が妻と喧嘩し彼女を追いだした上、ナイフを持って自分の娘を人質にとるといった事件。
映像を見てわかる通り、部屋の見取り図を確認したり、交渉役や家族からの説得を受けるシーンが映されています。
最終的にはトゥーラ州SOBR隊員が突入し、人質の赤ちゃんを無事保護しています。
2019年12月19日 FSB庁舎銃撃事件に出動したモスクワSOBR


まだ皆さんの記憶に新しい、昨年冬のモスクワで起きたFSB庁舎への銃撃事件です。
任務の性格上、基本的にSOBR隊員は国内で発生する重犯罪に対応する形で出動する場面が非常に多いです。
③対テロ対策、訓練
ロシアは非常に広大かつ様々な出自を持つ人が住まう多民族国家です。それゆえ南部ロシアのような情勢的に不安定な地域がある他、国家として数々のテロ組織と戦ってきた歴史があります。
法執行機関の実働部隊であるSOBRもFSBの特殊任務センターと合同で掃討作戦に参加したり、
様々な状況でも任務を遂行できるよう対テロを主軸にした訓練を取り入れています。


2018年 モスクワSOBRによるヘリボーン訓練の様子


ハカス共和国SOBR "Sapsan"による対ハイジャック・バスジャック訓練


ヤロスラヴリ州SOBR ラペリング訓練


2020年 カバルダ・バルカル共和国SOBR "Elbrus"による野戦訓練
上記のような訓練はロシアの全地域にて行われていて、それに関する情報もかなり出てきます。
単に車両やシールドを用いて対象を制圧する以外にも、ヘリやビルからのラペリング、
ハイジャック・バスジャック等の制圧、他にも山中での野戦や水上・水中での作戦など、地球上のありとあらゆる場所で活動ができるよう訓練されています。
下の動画はSOBR設立25周年を記念して公開されたドキュメンタリーです。彼らの任務や訓練の様子が映像で伝わればいいかなと。
④重要施設、大規模イベントの警護
これはもうそこまで詳しい説明は必要ないかと思いますが、こうしたお仕事も彼らの任務のひとつです。

ソチ五輪にて会場警備を行うSOBR隊員

ロシアW杯にて選手を警護するサンクトペテルブルクSOBR "Granit"
だいぶ長くなりましたが、本記事で解説した主に4つのお仕事を中心にSOBR隊員たちは日々ロシア国民の人命と治安を守っています。
ここで紹介した各地域のSOBRに関する写真や動画はほんの一部ですが、彼らがどういう任務に赴き、どういった活動をしてるのかを知ることで、装備を始める際にイメージがつきやすいかなと思います。
最後にお気に入りの動画を貼って終わりにします。モスクワSOBR設立25周年の記念動画です。
今日の記事はある意味みんなに読んでほしい、
「SOBRのお仕事」についてです。
【SOBRの主な任務内容】
SOBRを管轄しているのは①ロシア内務省②ロシア国家親衛隊
この2つです。
2016年4月初旬までが内務省、それ以降が国家親衛隊・・・ここまでは一つ前の記事のおさらいです
どちらの管轄であっても、彼らのお仕事は基本的に変わりません。
SOBRが出動するのは、主に以下のような任務です
①人質解放、立て籠り犯の制圧・確保
ロシア国内において発生する刑事事件のうち、とりわけこうした人命に関わるものが発生した際に
犯人側と交渉が決裂した場合の突入部隊としての役割を担っています。
動画はトゥーラ州にて30歳の男が妻と喧嘩し彼女を追いだした上、ナイフを持って自分の娘を人質にとるといった事件。
映像を見てわかる通り、部屋の見取り図を確認したり、交渉役や家族からの説得を受けるシーンが映されています。
最終的にはトゥーラ州SOBR隊員が突入し、人質の赤ちゃんを無事保護しています。
2019年12月19日 FSB庁舎銃撃事件に出動したモスクワSOBR


まだ皆さんの記憶に新しい、昨年冬のモスクワで起きたFSB庁舎への銃撃事件です。
残念ながらこの事件においてFSB庁舎で働く職員一名が亡くなられています。
この襲撃事件に対して上の画像のモスクワSOBRの他、FSBの隊員やロシア内務省の警察系特殊部隊(おそらくGROM)が出動しています。任務の性格上、基本的にSOBR隊員は国内で発生する重犯罪に対応する形で出動する場面が非常に多いです。
今回は犯人がライフルを所持していたため、VANT-VM防弾シールドや各種防弾装具を身に着けていることが分かります。
(因みに、SOBR隊員が身に着ける防弾装備は耐弾性能が高い分めちゃめちゃ重いです。Bagariyのクラス5で12kg以上)
②違法武器、薬物、密売、詐欺その他犯罪者の取り締まり・逮捕
事件の発生する頻度からすればこういった犯罪の取り締まりの方が多いですかね
この動画は2018年にロストフ州で起きた詐欺事件に関与した容疑者を街中で拘束している様子です。
昨年1月末にニジネヴァルトフスクで殺人未遂事件を起こし逃亡した男が指名手配され、モスクワ市のホテルにいる所をモスクワSOBRによって拘束された動画です。
(因みに、SOBR隊員が身に着ける防弾装備は耐弾性能が高い分めちゃめちゃ重いです。Bagariyのクラス5で12kg以上)
②違法武器、薬物、密売、詐欺その他犯罪者の取り締まり・逮捕
事件の発生する頻度からすればこういった犯罪の取り締まりの方が多いですかね
この動画は2018年にロストフ州で起きた詐欺事件に関与した容疑者を街中で拘束している様子です。
昨年1月末にニジネヴァルトフスクで殺人未遂事件を起こし逃亡した男が指名手配され、モスクワ市のホテルにいる所をモスクワSOBRによって拘束された動画です。
こうした動画はあくまで一例ですが、他にも偽造カード工場を取り締まったり違法クラブを取り締まったり蟹の密漁業者を取り締まったり…法執行機関の実働部隊としてSOBR隊員は活躍しています。
国家親衛隊に管轄が移行しても、こうした刑事事件の捜査はロシア内務省と協力して行っています。
③対テロ対策、訓練
ロシアは非常に広大かつ様々な出自を持つ人が住まう多民族国家です。それゆえ南部ロシアのような情勢的に不安定な地域がある他、国家として数々のテロ組織と戦ってきた歴史があります。
法執行機関の実働部隊であるSOBRもFSBの特殊任務センターと合同で掃討作戦に参加したり、
様々な状況でも任務を遂行できるよう対テロを主軸にした訓練を取り入れています。
2018年 モスクワSOBRによるヘリボーン訓練の様子
ハカス共和国SOBR "Sapsan"による対ハイジャック・バスジャック訓練
ヤロスラヴリ州SOBR ラペリング訓練
2020年 カバルダ・バルカル共和国SOBR "Elbrus"による野戦訓練
上記のような訓練はロシアの全地域にて行われていて、それに関する情報もかなり出てきます。
単に車両やシールドを用いて対象を制圧する以外にも、ヘリやビルからのラペリング、
ハイジャック・バスジャック等の制圧、他にも山中での野戦や水上・水中での作戦など、地球上のありとあらゆる場所で活動ができるよう訓練されています。
④重要施設、大規模イベントの警護

ソチ五輪にて会場警備を行うSOBR隊員

ロシアW杯にて選手を警護するサンクトペテルブルクSOBR "Granit"
だいぶ長くなりましたが、本記事で解説した主に4つのお仕事を中心にSOBR隊員たちは日々ロシア国民の人命と治安を守っています。
ここで紹介した各地域のSOBRに関する写真や動画はほんの一部ですが、彼らがどういう任務に赴き、どういった活動をしてるのかを知ることで、装備を始める際にイメージがつきやすいかなと思います。
最後にお気に入りの動画を貼って終わりにします。モスクワSOBR設立25周年の記念動画です。
かっこいいので千回くらいみてほしいです。
Posted by HiRO@SOBR at 02:39│Comments(1)
この記事へのコメント
めちゃくちゃかっこいいですね…一目惚れしました。
Posted by nomachan_dayo at 2021年09月04日 20:43
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